目次
ファンダメンタル分析
- 為替介入スタンバイとの報道、ドル円は上昇できず
- 原油高やドル高など円安要因は複数あり、151.50円付近で推移
- 151円台でのもみ合いが10日継続、転換線が上昇
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はもみ合い状態が継続しており、上昇も下落もできない状況が続いている。ファンダメンタルを考えると、原油高や米経済指標の良好な結果を受けてのドル高など、円安要素が複数ある。
しかし、政府関係者を含め為替介入を示唆するような報道が相次いでおり、一部ではスタンバイ状態であるという報道もある。152円台に突入すれば、介入があるのではないかという疑惑が市場内で広がり、積極的に買い注文を入れる動きをするとトレーダーが以内と考えられる。
方向性としては円安ドル高だが、介入がどのタイミングで入るか分からないため、介入が終わるのを待ってから押し目買いをしたい。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足に90移動平均線を表示している。一目均衡表の雲が下値に控えており、90移動平均線が支持線となっている。一時151.78円まで上昇したものの、151.50円まで下落している。
何らかのきっかけがなければ、上昇も下落もしにくい相場。トレードは難しい。
レンジ戦略がいいと思われる。152円に近づけば、売りエントリー。151円に近づけば買いエントリーをする方針にしたい。取引はスキャルピングで、短期売買を基本にしたい。152円を上抜けすれば、一気に急騰し、その後、介入で148円台まで下落する可能性がある。
為替介入が終われば、押し目買い戦略に切り替えたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
151.95円・・レンジの高値・直近高値
151.00円・・主要な支持線
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:77% 買い:23%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
EU消費者物価指数 | 18:00 |
米ADP雇用統計 | 21:15 |
米サービス業購買部協会景気指数 | 22:45 |
FRBパウエル議長コメント | 翌1:10 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。