ドル円は反転の兆しか、安値圏で包み足が出現【2025年4月24日】

ファンダメンタル分析

  • ベッセント財務長官は通貨目標は一切ないと明言、円高ムードが緩和
  • トランプ政権は対中・対FRBの強硬姿勢を緩和

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は139.88円の安値を付けた後、反発し、包み足を形成して大陽線となった。背景にあるのはリスクオフムードの後退がある。

懸念されていた財務長官同士の会合の後、ベッセント財務長官は通貨目標は一切ないとコメントし、円高ムードが緩和。また、FRB議長の解任意図はないとのコメント、対中姿勢を軟化する姿勢、ロシアとの和平合意の案が報道されるなどリスクオフムードが後退し、米株式市場は上昇。

ドル円は日足フィボナッチ23.6%に該当する144円が当面の目標となりそうだ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円チャートを見ると、52移動平均線が上昇基調になっていることが確認できる。143.57円付近まで上昇しており、短期的には反転の兆しが見え始めている。

デイトレード方針としては、押し目買いがいいだろうか。突発的な値動きには注意しながらも、142.20円付近で試しに買いエントリーしてみても良い。52移動平均線を割り込めばストップとする。

【ドル円/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

144円・・日足フィボナッチ

市場センチメント

USDJPY 売り:45% 買い:55%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米失業保険申請件数21:30
米中古住宅販売戸数 23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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