目次
ファンダメンタル分析
- ベッセント財務長官は通貨目標は一切ないと明言、円高ムードが緩和
- トランプ政権は対中・対FRBの強硬姿勢を緩和
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は139.88円の安値を付けた後、反発し、包み足を形成して大陽線となった。背景にあるのはリスクオフムードの後退がある。
懸念されていた財務長官同士の会合の後、ベッセント財務長官は通貨目標は一切ないとコメントし、円高ムードが緩和。また、FRB議長の解任意図はないとのコメント、対中姿勢を軟化する姿勢、ロシアとの和平合意の案が報道されるなどリスクオフムードが後退し、米株式市場は上昇。
ドル円は日足フィボナッチ23.6%に該当する144円が当面の目標となりそうだ。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを見ると、52移動平均線が上昇基調になっていることが確認できる。143.57円付近まで上昇しており、短期的には反転の兆しが見え始めている。
デイトレード方針としては、押し目買いがいいだろうか。突発的な値動きには注意しながらも、142.20円付近で試しに買いエントリーしてみても良い。52移動平均線を割り込めばストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
144円・・日足フィボナッチ
市場センチメント
USDJPY 売り:45% 買い:55%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米失業保険申請件数 | 21:30 |
米中古住宅販売戸数 | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。