目次
ファンダメンタル分析
- 米英が貿易合意、ドル円は52日移動平均線まで上昇
- 米中協議が週末に開催、週明けの窓開けに警戒
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は米英貿易合意という報道を受けてリスクオンの相場環境となった。143円台から145.90円まで上昇し、52日移動平均線が抵抗線となっている。ただし、これから詳細を詰める方針のようだ。
RSIを見ると、55となっており、上昇基調を維持している。52日移動平均線を突破した場合、雲に突入することになる。関税政策の影響がどこまで為替相場に影響するかは分からないが、148円が目先の目標価格となるだろうか。
週末には米中貿易交渉が開催予定であり、世界の注目が集まっている。週末のポジション持越しには警戒したい。

デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。RSIを見ると、70を上から下へと下抜けする動きが確認できる。小さいがダブルトップを形成しており、直近では包み足が出現。10日移動平均線も割っている。
日足分析で見たように、52日移動平均線は非常に強い抵抗線だ。米中貿易交渉の行方が分からない限り、大きくは動きにくいだろう。
デイトレード方針としては、短期的に売り。143円後半で利益確定としたい。直近高値である146.20円を上回った段階でストップロスとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
146.20円・・昨日の高値
145円・・節目価格
市場センチメント
USDJPY 売り:54% 買い:46%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英中銀BOE総裁公園 | 17:40 |
カナダ雇用統計 | 21:30 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。