米中貿易協議を終える、ドル円は146円でスタート【2025年5月12日】

ファンダメンタル分析

  • 米中双方は「著しい進展」とコメントし成果を強調
  • 為替相場はドル買いに動く、ドル円は146円台が始値

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は146円台が週の始値となった。不安が広がっていた米中貿易協議が終わり、双方は「著しい進展」と評価。米中の対立緩和が期待されている。

52日移動平均線付近で推移しており、上値には雲が控えている。52日移動平均線は3月の戻り高値として機能した移動平均線であり、強い抵抗線となりそうだ。高値追いはしたくない。

株式相場にとっては朗報となるため、上昇傾向が強くなりそうだ。ドル円は雲を上抜けできるかが今後の焦点となる。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

為替相場はドル買いで反応している。ドル円は窓開けをしているため、近日中の窓埋めする動きに警戒が必要だろう。そのため、窓埋めが完了した段階で買いエントリーを検討できるだろうか。

RSIは68に到達しており、窓埋めする動きに注意が必要だ。高値更新はしているため、10日移動平均線が支持線として機能するかに注目したい局面。148.50円を目指す動きとなるかに注目したい。

デイトレード方針は押し目買い。短期売買で145.50円で買いエントリー、145.90円で決済、145.35円でストップとする。

ドル円/1時間足

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

145.90円・・52日移動平均線

145.88円・・10日移動平均線

市場センチメント

USDJPY 売り:45% 買い:55%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント予定時刻
日本国際収支8:50(日本時間)
日本景気ウオッチャー調査14:00(日本時間)
米月次財政収支翌3:00(日本時間)

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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