目次
ファンダメンタル分析
- 米消費者物価指数は予想を下回る、ユーロドルはもみ合い
- ユーロドルはトレンドラインにぶつかる、上抜けに注目
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは52日移動平均線で反発した。日足で見ると、しばらくドル買い傾向が続き、1.12ドル割れの水準となっていた。しかし、52日移動平均線が支持線として機能し、はらみ足を形成している。はらみ足は相場の転換を示唆するシグナルとなる場合がある。
1.12ドルが直近の抵抗線となると考える。1.12ドルを上回れば、1.128ドルを目指して上昇する可能性がある。
米消費者物価指数は予想を下回ったが、関税の影響が出るのは6月以降と考える関係者が多いようだ。物価が急上昇した場合、大きな動きとなる可能性が高い。

デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドルの1時間足チャートを分析する。ユーロドルにトレンドラインを描画すると、執筆時点でトレンドラインにぶつかっている。過去に1回反応しているトレンドラインであり、1.12ドルのラウンドナンバーと重なって、強めの抵抗帯。
デイトレード方針はトレンドライン付近で売り、トレンドラインを明確に上回った価格である1.1225ドルでストップ、1.1140ドルで利益確定としたい。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.12ドル・・ラウンドナンバー
市場センチメント
EURUSD 売り:67% 買い:33%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
ドイツ消費者物価指数 | 15:00(日本時間) |
FRBウォラー氏講演 | 18:15(日本時間) |
米原油在庫量 | 23:30(日本時間) |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。