ドル円は下落基調、米韓為替協議の影響か【2025年5月16日】

ファンダメンタル分析

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ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は52日移動平均線を上回った後、90日移動平均線付近まで上昇。しかし、米韓為替協議の報道があり、3日続落している。一目均衡表の雲が抵抗帯として機能し、テクニカル的にも戻り売りを誘発しやすい相場環境だった。

現在、52日移動平均線を下回り、転換線も割っている。RSIを見ると、50付近で推移しており、買い圧力と売り圧力が同程度となっている。市場センチメントを確認すると、買いポジションが63%となっている。

145円台は強い支持帯だが、一時的に基準線付近の144円台前半まで下落する可能性が考えられる。

ドル円/日足

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足を分析すると、200移動平均線が戻り高値を形成し、145円台前半まで下落している。52移動平均線と200移動平均線がデッドクロスしている。転換線に沿って下落しており、まだ弱まる兆候は見えない。

一方、RSIではきり上がりとなっており、典型的なダイバージェンスとなっている。

デイトレード方針は押し目買い。日足の基準線付近である144.25円付近で買い指値、145.50円で決済、144円割れでストップとしたい。

ドル円/1時間足

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

144.25円・・日足基準線

市場センチメント

USDJPY 売り:37% 買い:63%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント予定時刻
日本国内総生産GDP8:50
米住宅着工件数21:30
米ミシガン大学消費者信頼感指数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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