米国の格付けが引き下げ、週明けのドル円は円高に注意【2025年5月19日】

ファンダメンタル分析

  • 格付け会社ムーディーズは米信用格付けを引き下げ
  • トランプ政権は反発、今夜のNY市場に注目

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は短期的な上昇チャネルを形成して、90日移動平均線にぶつかっている。90日移動平均線で反落し、52日移動平均線も割っている。

週末の直前、米格付会社ムーディーズは米信用格付けの引き下げを発表。米政権は激しく反発しているが、金融市場に影響があるのかに注目したい。これで主要格付け会社は、すべて米格付けを引き下げたことになる。昨年の引き下げの際には株価が大きく下落した。

NY市場の動きに警戒したい。

ドル円/日足

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足を分析すると、200移動平均線を割っている。週明けは米格付け引き下げ報道を受けて下落の窓開けでスタート。安易に買いエントリーはしにくい。

145円の支持線を保てるかが焦点だが、本日のNY市場次第か。一度様子見をした方がいいだろう。ロンドン市場でも動く可能性があるため、15:00以降の急変動に十分注意したい。

ドル円/1時間足

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

145.86円・・直近高値

市場センチメント

USDJPY 売り:46% 買い:54%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント予定時刻
カナダ祝日(ビクトリアデー)
EUR消費者物価指数18:00
米・景気先行指数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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