ユーロドルは雲に沿って小幅に推移、米ドル売りは一服【2025年5月23日】

ファンダメンタル分析

  • 米下院がトランプ政権税制法案を僅差で可決
  • 米10年債利回りは一時4.6%に上昇、日本10年債利回りは1.586%まで上昇

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足を見ると、分厚い雲が支持帯として機能し、最近は雲に沿って小幅な上昇となっている。ボリンジャーバンドは収束傾向にあり、ボラティリティが低くなっていることも分かるだろう。

RSIを見ると、55付近で推移しており、大きな視点で考えると、上昇基調が継続しているとみなせる。

ユーロドルはラウンドナンバーが意識される傾向にあり、1.120ドル、1.100ドル付近は強い支持線となると予想できる。現状では押し目買いか。

ユーロドル/日足

デイトレード戦略(1時間足)

ユーロドルの1時間足を見ると、1.1350ドルより上値は重く、何回も上ヒゲが出現している。上値が重く、反落し、1.125ドルまで下落。その後、反発している。1.1280ドルは過去に意識された価格帯であり、下値もやや堅いと考えられる。

日足全体でみると、上昇基調は維持されているため、押し目買いだろうか。しかし、1時間足では雲が上値に控えているため、1.13ドルが抵抗線として機能しそうだ。

難しい判断となりそうだが、1.1280ドル付近まで下落すれば、短期で押し目買いエントリーしてみたい。1.1265を割ったらストップロス、1.1320ドルで利益確定とする。

ユーロドル/1時間足

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.130ドル・・ラウンドナンバー

1.1280ドル・・過去に意識された価格帯

市場センチメント

EURUSD 売り:56% 買い:44%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント予定時刻
日本CPI08:30
ドイツGDP15:00
米・新築住宅販売戸数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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