目次
ファンダメンタル分析
- トランプ政権はアップルに関税を警告
- トランプ政権はEUに対し50%の関税を発表、6月1日から適用
- 日本製鉄の提携を認めるとトランプ政権は発表
ドル円テクニカル分析
ドル円は下落基調が継続している。5月中旬には148円台まで上昇していたドル円だが、142円まで下落している。先週末に、トランプ政権はEUへの50%の関税政策を発表し、6月1日に適用とした。さらに米国内生産をしないアップルに対しても関税を警告。自国の代表企業への関税圧力をかける姿勢に、市場は動揺しているのではないか。
本日は米国・英国が祝日のため、市場は休場する。トランプ砲の影響は明日以降、本格化しそうだ。
ドル円は引き続き下落基調が続くと予想する。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足の26移動平均線が抵抗線となっており、最安値に近い水準で取引されている。141.60円台が注目される支持線だ。140円台も視野に入る。139円~140円台は3回反発している強力な支持線であり、突破するかどうかに注目。
4回目となるため、した抜けの可能性も十分考えられる。特に週足のチャート形状を考えると、140円割れは警戒だ。
デイトレード方針では、戻り売りとしたい。142.80円付近で売りエントリー、141.50円で決済、143.25円でストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
141.50円・・重要な支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:40% 買い:60%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
米・祝日(メモリアルデー) | - |
英・祝日(バンクホリデー) | - |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。