目次
ファンダメンタル分析
- 米株式相場が上昇、ドル買いも強まる
- 日本の長期金利が低下、円売りでドル円は144円台に上昇
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルにフィボナッチを描画する。フィボナッチの61.8%で反落しており、ボリンジャーバンドの+2σ線にも反応している。現在は1.134ドル付近で推移しており、日足で相場の反転を示唆する包み足が出現している。
今後、焦点となるのはフィボナッチ50%に該当する1.1320ドル付近。下値には何度も意識され反発してきた52日移動平均線も控えている。
米株式市場が反発し、ドル買いが強まった。本日のNY時間にはエヌビディアの決算発表、FOMC議事録の公表がある。

デイトレード戦略(1時間足)
52移動平均線が意識されており、1時間足ではダウ理論による下落トレンドが出現中。執筆時点で1.1320ドル付近まで下落している。昨日の米株上昇を受けて、ドル買いが急速に進んでいる。
EUが米国との貿易交渉を加速させる動きを見せており、ユーロドルにとってはドル買いに傾きやすいか。もみ合いになっており、1.1320ドルを割るかどうかが焦点となる。
デイトレード方針は売り。「N字」の形状が出現しており、1.130ドル付近まで約20Pips程度は下落すると考える。もみ合い相場の下方向へのブレイクアウトに期待したい。
1.1345ドルを上回れば、ストップロスとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
- 1.1320ドル・・フィボナッチレベル
- 1.130ドル・・ラウンドナンバー
市場センチメント
EURUSD 売り:57% 買い:43%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
豪・消費者物価指数 | 10:30 |
独・失業率 | 16:55 |
米・FOMC議事録公表 | 翌3:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。