目次
ファンダメンタル分析
- 米国際貿易裁判所がトランプ政権の関税措置は違法だと判断、差し止め命じる
- リスク選好で株高、ドル円は上昇基調
ドル円テクニカル分析
ドル円は145円付近まで上昇。東京時間は146円前半まで上昇し、雲を一時上抜けた。背景としてはトランプ政権の関税政策に裁判所が違法と判断し、差し止めを命じたことが挙げられる。
リスク選好となり、米株は急騰、ドル円も上昇基調が強まった。移動平均線を見ると、下落基調が強まっており、下向きを維持しているが、52日移動平均線と26日移動平均線がゴールデンクロスしている点は興味深い。90日移動平均線が控えているが、上抜けできるかが今後の焦点となる。
ADXは上昇の勢いを示唆する+DIが上昇している。RSIは53となっており、上昇基調を示唆する水準に回復している。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足では、26移動平均線に沿って、緩やかな上昇基調を描いている。RSIは50付近に下落しており、押し目買いが強まる水準になっている。ただし、ADXを見ると、どのラインも下向きになっているため、トレンドがあまり出ていない。この後、米GDPが発表される。
26移動平均線で反発するか、52移動平均線まで下がるかに注目したい。
NY市場のトレード方針としては、押し目買いをしたい。144円前半で買いエントリー、145.50円で利益確定、144円割れでストップロスとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
145.60円・・雲上限価格価格
市場センチメント
USDJPY 売り:43% 買い:57%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
米・実質GDP | 21:30 |
米・新規失業保険申請件数 | 21:30 |
米・中古住宅販売成約指数 | 23:00 |
米・原油在庫 | 翌1:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。