目次
ファンダメンタル分析
- 米高裁が貿易裁判所の司法判断の効力を一時停止
- ドル円は再度下落基調が強まる
ドル円テクニカル分析
ドル円は143.50円割れで推移。90日移動平均線で反落し、大きな包み足を形成している。一時は146円を上回って推移したが、リスクオフの動きが強まり、再度、143円台に下落した。雲の抵抗にあったともみなせるだろう。
米高裁は、米貿易裁判所の関税は違法という判断の効力を一時停止した。最終的な司法判断は米最高裁に持ち込まれる見通しだ。最高裁で関税が違法とされなければ、司法判断が止めることはできなくなる。
上値にも下値にも動きにくいが、142.50円が下値目安となりそうだ。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足では下落基調が強まっている。雲を下抜けして推移しており、雲が今後抵抗体として機能するかを確かめる段階だ。ADXと-DIは上昇しており、下落基調の強まりを示唆。
しかし、RSIは26に下落しているため、短期反転には注意が必要となりそうだ。一日ごとに新たなニュースが出るため、相場が不安定であることに変わりはない。
短期戦略で本日のデイトレードは売りトレードをしたい。142.50円付近で利益確定という流れとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
142.50円・・過去の意識された価格帯
市場センチメント
USDJPY 売り:29% 買い:71%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
豪小売売上高 | 10:30 |
ドイツ消費者物価指数 | 21:00 |
カナダGDP | 21:30 |
米・PCE物価指数 | 21:30 |
米・ミシガン大学消費者信頼感指数 | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。