目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計は好調、景気後退懸念が和らぐ
- トランプ大統領はFRB議長の早期指名を示唆
- ドル円の先行きは不透明感が強い、警戒が必要
ドル円テクニカル分析
米雇用統計の結果を受けて、ドル円は大きく上昇。一時145円に到達し、145.09円の高値を記録。結果的に、142.20円の堅い支持線で反発し、トライアングルが引き続き形成されつつある。長期の視点で分析すると、高値が切り下がっており、トライアングルがどんどん収束に向かっている。下落トレンドラインを突破できるかが焦点だ。
雇用統計は乗り切ったが、週末にトランプ大統領は、FRB議長の早期指名を示唆する発言をした。パウエル議長の任期は1年近く残っており、早期指名となれば異例となる。大統領が中央銀行の独立性を揺るがすようなことをすれば、ドル売りが再燃しやすくなる。
トランプリスクを考えると、ドル円の方向性を予想することは難しい。RSIが50を上回っているため、買い圧力が強いがトレンドラインを突破できるかに注目したい。

デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足のRSIは70に近い数値となっており、非常に強い買い圧力となっている。節目となる145円に接近しているため、一度は反落しそうだ。フィボナッチ比率を考慮すると、144.48円付近まで下落する可能性が高い。
週末のFRB議長早期指名という発言がどこまで影響するかわからないが、深い押し目を買ってみたいと思う。
デイトレード方針は、144.10円付近で買い指値、143.80円でストップ、144.85円で決済という流れを想定したい。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
145.10円・・先週の高値
市場センチメント
USDJPY 売り:53% 買い:47%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
日本GDP | 08:50 |