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米中貿易交渉は難航か、ドル円は145円台で反落
デイリーマーケットレポート【2025年6月10日】
ファンダメンタル分析
- 米中貿易交渉は持ち越し、雲の中で推移
- 米ロサンゼルスの抗議デモが激化、リスクオフにつながるか
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析すると、28日移動平均線の上回っていることが確認できる。雲の中で推移しており、明確な方向感はない。直近高値は145.29円付近となっており、ややドル高円安傾向となっている。雲上限価格である145.55円を明確に上抜けするかが今後の焦点となりそうだ。
下落トレンドラインと28日移動平均線に挟まれており、どちらかにブレイクアウトすると、大きなトレンドとなりそうだ。
リスクオフ材料としてはトランプ大統領が異例の早期FRB議長を指名し、任期前の解任となること。また、米中貿易交渉が決裂することだ。先行き不透明感は強いため、しばらくは短期取引に徹するのがいいだろう。

デイトレード戦略(1時間足)
145円に到達した後、反落した。雲上限で反発しており、144円台でのレンジ相場となっている。東京時間にゴトー日の関係で145円前半まで急騰したが、売り圧力が強く継続できなかった。今後も突発的なニュースには注意する必要がある。
最大のリスク要因は、トランプ大統領によるFRB議長の早期指名。大統領の要求どおり、利下げ推進する議長となれば、ドル売りが強まる可能性が非常に高くなる。
本日は重要指標の発表予定はない。レンジ戦略もしくはブレイクアウトした方向に順張りする戦略としたい。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
145.29・・直近高値
市場センチメント
USDJPY 売り:47% 買い:53%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
英・ILO失業率 | 15:00 |