目次
ファンダメンタル分析
- 日銀は物価上昇を認めるも、金利据え置き決定
- 総裁会見で慎重発言を繰り返し、円売りに市場は傾く
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は一時150.92円まで急騰。昨日の日銀総裁会見では非常にハト派な発言を繰り返し、市場は円売りに一気に傾いた。ストップロスを巻き込み、149.50円を突破。フィボナッチエクスパンションの61.8%を上回った。
本日は米雇用統計を控えて、ロンドン時間以降のボラティリティは小さくなっている。米ADP雇用統計が強い結果だったことで、本日の雇用統計も強ければ、ドル円はさらに急騰する可能性も考えられる。
ドルインデックスは7日続伸。関税問題に区切りがつき、米国に巨額の投資が交渉で決まった。ドルが強くなるのは当然といえば当然か。
フィボナッチエクスパンションの100%に該当するのは152.35円。日銀が動かなかったことで、さらなる円安に注意が必要だ。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足を見ると、150.90円台まで上昇し、利益確定の動きが出ているようだ。本日の米雇用統計を市場は待っているのだろう。米雇用統計は最近、非常に強い数字が連続している。ADP雇用統計が悪化していても、政府の米雇用統計は市場予想を上回るというように、チグハグな結果が連続している。
今回はADP雇用統計が良かった。これまでの傾向を考えるなら、政府の米雇用統計は非常に強い結果となる可能性がある。
非常に強い結果が発表されれば、ドル円は151円を突破し152円台への突入も視野に入る。RSIを見る限り、上昇余地はありそうだ。150円前半まで垂れ下がったところを押し目買いしても面白いだろう。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
米・雇用統計 | 21:30 |
米・ISM製造業景況指数 | 23:00 |