目次
ファンダメンタル分析
- EUは対米報復関税を6か月間停止
- トランプ大統領はインドへの関税を大幅引き上げ方針か
- 米株価指数は上昇、利下げ期待が広がる
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は米雇用統計で大陰線を形成し、包み足が出現。さらに一目均衡表の基準線が抵抗線として機能した。市場では米利下げ期待が広がり、米株価指数は上昇。ダウ平均株価は一時500ドルの上昇となった。
前月までの雇用統計の数値も大幅に下方修正され、3ヵ月の平均雇用者数は+3万5000人とコロナ後で最悪の数値。インフレがある程度の範囲内に収まっているなら、FRBは金融政策を変更せざるを得ないと市場関係者は考えているようだ。
FRBの利下げ期待が高まれば、ドル売りとなり、ドル円は下落すると予想できる。一目均衡表の雲が推移する145.38円付近が下値目途となる。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足ではフィボナッチファンを描画してみた。フィボナッチファンが意識されており、現在は50%が支持線として機能している。RSIが32と売り圧力が増大しており、転換線が上値を抑えている。
昨日の米株価上昇と利益確定売り・押し目買いの動きが重なり、日中は反発する可能性がある。
東京時間は日銀の議事要旨に注目し円売りが強まる、夕方のロンドン市場以降は、米国の利下げ期待が高まるというように、時間帯で注目ポイントが異なってくる可能性があるため、各市場の動きに注意する必要がありそうだ。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
日銀金融政策決定会合議事要旨 | 8:50 |
米購買担当者景気指数 | 22:45 |
米ISM非製造業景況指数 | 23:00 |