目次
ファンダメンタル分析
- 米中貿易交渉の開催が決定、スイスで今週中に開催と報道
- 米中緊張緩和の期待が高まる、ドル買いと株式市場の上昇につながるか
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は3日続落しており、142円台に下落している。米政権が外国映画に関税をかけると発表したことがネガティブな影響となっているようだ。
145.90円が抵抗線となり、反落した後、短期の上昇トレンドもブレイクアウトしている。RSIは43に低下しており、下落基調が強まっている。ドル安が鮮明になっており、米資産からの資金流出が著しい。
明日未明には米FOMCが控えており、金利据え置きが予想されている。トランプ大統領がどのように反応するのかにも注目だ。株価は下落しやすい相場環境となるだろう。

デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。高値切り下がりのトライアングルを下方向にブレイクアウトした後、142円台まで下落した。その後、朝方に米中貿易交渉の開催が今週中という報道が流れ、142円台後半まで上昇している。
本日は、明日未明に米FOMCが予定されているため、様子見姿勢が広がりそうだ。
短期取引方針が難しい相場だが、142円より下値は堅いだろうか。NY時間までに決済する前提で142円半ばまで下落すれば、短期買いエントリーを検討できるかもしれない。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
145.90円・・直近高値
143.50円・・200移動平均線
142.35円・・直近安値
市場センチメント
USDJPY 売り:34% 買い:66%
本日の重要経済指標
主要経済指標 | 日本時間 |
Nikkeiサービス業PMI | 9:30 |
米原油在庫量 | 23:30 |
米FOMC政策金利 | 翌3:00 |
米FOMC記者会見 | 翌3:30 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。